Anker 小型・高効率ACアダプターを開発
2019年 Ankerの進撃によって
このセカイの充電方式は変わる!
Anker PowerPort Atomシリーズを発表
11月29日、人気のガジェットブランドAnkerは「従来のシリコン」に代わり、「窒化ガリウム(GaN)」を用いることで、高効率化と小型化を実現したACアダプター「Anker PowerPort Atomシリーズ」を発表した。約2年の歳月をかけて「窒化ガリウム(GaN)」充電器の製品化へと歩を進めて参りましたが、今冬より日本で展開することを発表しました。
窒化ガリウム(GaN)とは
GaNは、その優れたエネルギー効率と耐圧性から、現在電子部品に主に活用されているシリコンに代わる存在として注目が高まっている半導体素材です。主に青色発光ダイオード(青色LED)の材料として用いられる半導体で、ガリウムナイトライド (gallium nitride) とも呼ばれています。
パワー半導体はシリコンが主流となっていますが、シリコンに代わる新しいパワー半導体の候補として、SiC(シリコンカーバイド)とGaN(窒化ガリウム)が注目されており、近年、SiCやGaNを使ったパワートランジスタの開発が活発になっていました。
SiCダイオードについては、既に電車に採用されており、2013年に東京メトロ銀座線の最新車両「1000系」に、2017年にはJR山手線でもSiCダイオードのインバータを導入した車両「E235系」が走っています。
SiCダイオードは非常に効率がよい素材ですが、生産量は極めて少なく、民生への応用が難しい素材という側面があります。それに対して、GaNはLED照明の基本材料として採用実績を持ち、半導体の主流とも言えるシリコンを基板として使えるため安価にしやすいという特性から、小型電源(ACアダプター)への応用が期待されていました。特に、海外でGaNに力を入れており、一昨年あたりから、期待が高まっています。
Anker PowerPort Atom PD 1
夢のような高効率化を実現したのが、今回発表された「Anker PowerPort Atom PD 1」です。「窒化ガリウム」充電器の第一弾として、わずか4cm四方のコンパクトサイズながら、最大27W出力が可能となっています。
USB PD対応のUSB Type-C端子を1つ備え、最大27W(5V 3A、9V 3A、15V 1.5A、20V 1.1A)の出力が可能。MacBookを含む、あらゆるUSB Type-C端子搭載機器を充電できると記載されています。
Anker PowerPort Speed 1 PD30と比較した場合
なんと・・約65%のサイズ・重さで同等の性能を発揮できるとのことです。(省エネ効果凄い!!)
現在予定されているシリーズラインナップ
・最大 27W 「PowerPort Atom PD1」 1ポート (USB-C×1)
※2019年1月ごろ発売
・最大 60W 「PowerPort Atom PD2」 2ポート (USB-C×2)
・最大100W 「PowerPort Atom PD4」 4ポート (USB-C×2, USB-A×2)
私は間違いなく買い換える予定です。
効率が良いということは電気代もお得になるはずです!
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